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INTERVIEW

自分の考えた+αの提案を
より大規模に発信して
大きな売り上げを作る

セクションマネージャー光根 真人

※本人の所属・役職は2024年取材当時のものです。

ご当地食への興味から、「食を紹介する」仕事にあこがれた

大学では農学部でキュウリの研究をしていたんです。農学部で農業や漁業、加工食品などに触れるうちに食に興味が湧き、青春18きっぷで地方に行ってはご当地のものを味わうという旅行を楽しんでいました。

就職活動の初期はより本来の専門に近い食品メーカーを回っていましたが、面接でやりたいことを聞かれるたびに、「こういう売り場を作って売ることをスーパーさんに提案したい」という話ばかりしていたんです。やりたいことが売り場づくりなら、食品小売業のほうがよいのではないか?そんなことを考え始めたとき、地元のテレビでエースの店舗が紹介されていて、「各店舗の店長の権限で仕入れを考え、売り場を自由に作って販売する」というコンセプトがスッと自分の中に入ってきました。

それからは、実際に近隣の店舗をいくつか訪ね、雰囲気、商品、積み方などがそれぞれ異なることを実感。本当に現場の考えが店舗に反映されていることにワクワクし、入社を決めました。

自分ならではのアイデアで定番商品もニーズに寄せていく

店長時代に商品の展示会で出会った「ご汁の素」 という商品があります。手間がかかるのであまり作られなくなってしまった南九州の郷土料理なのですが、ぜひお客様に届けたいと考え、当時のセクションマネージャ―とバイヤーに掛け合って販売にこぎつけました。試食販売をしたところ、若い方は珍しい食感に驚き、年配の方は懐かしんでくださるなど大好評。さらには売れていく光景をメーカーさんにも喜んでいただくことができ、まさにエースで働く醍醐味のような体験ができました。

また店長時代には、店ごとに違うお客様のニーズを踏まえつつ提案することを大切にしていました。たとえば博多阪急店では、いわゆる九州土産ではないけれど、帰省の手土産にすると話のタネになるような地域色のある商品が好まれていました。そこで、大型連休に合わせ、九州銘柄鶏を使用した「華味鳥の親子丼」をお土産として紹介してみたところ、一気に売り上げが伸びたんです。実はこれは全国のエースで買える商品ではあるのですが、全社的な商品に自分のアイデアを加えることで売り出していく、戦略的な面白さを感じた出来事でした。

店長としては4店舗を経験しましたが、人間関係がうまくいかず苦労したこともありました。自分のやりたいことが強すぎて、独善的な部分もあったのかもしれません。そんな経験から意識するようになったのは、自分の話すタイミング、人の話を聞くタイミングをよく考えること、相手の大事にしていることを大事にすること。これらは今、多くの店長と関わる上でも大きな財産にもなっています。

より大規模に自分の企画を実行できる仕事

現在はセクションマネージャーとして西東京から横浜戸塚までを担当。主な仕事は、現場の話を聞いて疑問や課題を解決すること、数字を分析してそれをもとに店長、副店長とともに少し先の方針を決めていくこと、あとは通常の店舗業務の手伝いもやります(笑)。皆さんの販売モチベーションを上げるため、あの手この手で頑張っています。

モチベーションを上げるために意識しているのは、よいところを見つけることです。ポスターの貼ってある場所が工夫されていて目に入りやすかった、ドリンクを6缶まとめて持ち手付きの袋に入れてあったのでよく売れていた……そんなふうに気づいたことを口に出して伝え、ときには他店にも共有するようにしています。よい取り組みが広がることはエースの売り上げにもつながりますし、他店に広まることはやり始めた当人にとっても嬉しいことだと思うからです。

全社で行う販売キャンペーンなど、より大規模に自分の企画を実行できる面白さもありますが、自分の判断だけで実行できた店長時代と異なり、説得しなければならない人が多いのは難しいところ。各店の店長には「実施するとどういうメリットがあるか」をしっかり伝えるようにしていますが、本当はこういうことは、何を言うかより誰が言うかが大事だとも感じます。だから、今の目標は「この人が言うなら」と思ってもらえる人になることです。

今は首都圏を担当していますが、九州を担当していたときには、本部のバイヤーの代わりに地域の生産者さんの窓口役を担っていたこともありました。「ローカルな食を紹介する」ことはまさに入社前にやりたかったことの一つ。機会があればそんな地方の仕事も、もう一度やってみたいですね。

BUSINESS PROFILE

2011年 新卒採用でエースに入社。近鉄パッセ店の新店舗立ち上げメンバーとして配属。
副店長→店長へとステップアップ。新店立ち上げから5年間、毎年売り上げを伸ばす。
2016年 ラシック店へ異動。同県内であっても、近鉄パッセ店とお客様のニーズが異なり最初は戸惑う。
徐々にお客様の傾向を掴み、売り上げを毎年伸ばすことに成功。
2020年 福岡パルコ店へ異動。着任後すぐに緊急事態宣言が発令し、コロナ禍の運営に苦戦した1年。
2021年 博多阪急店へ異動。新店立ち上げの店長として着任。
1年目は売り上げが伸び悩み、さまざまな方にアドバイスを求め、実践しつづけた結果、2年目以降大きく売り上げが飛躍した。
2023年 九州・沖縄エリアのセクションマネージャーとなり、九州各地を飛び回る。
2024年 東京に異動し、西東京から横浜エリアのセクションマネージャーとなる。
これまでの経験を生かして、管轄店舗の売り上げに貢献できるよう奮闘中。
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