RECRUIT SITE

INTERVIEW

豊富な店舗経験で身につけた
豊かなお客様像を武器に
新しい商品を発掘する仕事

アシスタントバイヤー矢嶋 あゆみ

※本人の所属・役職は2024年取材当時のものです。

自分が気に入った商品をお客様に紹介したい

大学では食品に関する勉強をしていたため、食品業界で働きたいと思っていました。中でも就活当初最も興味があったのは卸売業でした。理由は、取り扱いのアイテム数が多いから。たくさんの商品を知って紹介したいという想いがあったのです。

一方食品小売は「量販」のイメージが強く、売れるけれど画一的な商品を中心に扱うと思っていました。しかし、就活が進むうちに食品小売についても調べるようになり、エースの存在を知ったのです。品ぞろえが豊富で、見たことのない商品を扱っているエースなら、自分が気に入った商品をお客様に紹介できると思いました。

選考が進むうちに、自分の家の近くにも店舗があることを知り、実際に見に行ったりもしました。そのときに見た店頭の様子が魅力的で、ますます「ここで働けたらいいな」と思うようになったのです。

さまざまな店舗で商品紹介を経験してバイヤーに

店長時代に特に印象に残っている商品がリンゴバターです。当時、新店だった桶川店でのことでした。「スタッフのおすすめコーナー」という売り場を作り、社員やパートの方のおすすめ商品を月ごとに手書きポップ付きで紹介していました。そこで最初におすすめしたのがリンゴバターでした。

気になった商品があれば自分で買って食べるようにしていたのですが、このリンゴバターはその中でも一番おいしいと思ったもの。そういう商品をご紹介して買ってくださった方が、再び来店されたときに感想を言ってくださったり、またおすすめを聞いてくださったりするのが好きだったのです。店舗で働くなかで最も楽しかったのが、こうして商品を陳列し、お客様に紹介する仕事。作り手の想いやストーリーを伝えられることにもやりがいを感じ、そのことが、エースとして取り扱う商品を選ぶバイヤーをやってみたいという気持ちにつながりました。

店舗ではそれぞれの客層に合わせて品数や商品を決めていました。桶川店は地元のファミリー客が多く、ギフトのニーズが高い。その次にいた浅草店では三社祭という大きなお祭りのため、ラッピングした日本酒が大量に売れる……こうしたいろいろな店舗を経験してお客様像がイメージできていることは、今の仕事にもとても役立っています。バイヤーはエース全体として地域やお客様に合わせたものを仕入れる仕事だからです。

店頭に並んだことのない商品を発掘できるのが魅力

エースでは店長に商品を仕入れる権限がありますが、基本的には会社全体での取り扱い商品の中から選ぶことになります。これに対してバイヤーは、店に並んだことがない商品を発掘できるのが最大のやりがいです。具体的には、取引のある問屋さんから商品の提案を受けたり、商品の展示会で見つけたり、気になる商品について直接メーカーに問い合わせたりして商品の選定、仕入れを行います。そのためのトレンド分析や、選んだ商品の店舗への提案も大事な仕事です。

バイヤーとして印象に残っている商品は「ラムドラ」という、ラムレーズンが入ったどら焼きのようなお菓子です。実は、浅草店の店長時代に勉強のために行った展示会でいいなと思い、店舗で販売ができないかバイヤーに相談したのですが、当時は難しいと言われてしまったもの。しかし、今回は自分がバイヤーとして関わることで、店舗限定で取り扱えることになりました。

「ラムドラ」もそうだったのですが、取り扱いができない理由が「製造キャパシティが足りないから」という場合があります。こんなふうにメーカーさん側に事情がある場合、バイヤーは、「こういう業態の店舗に限定してはどうか」「ここの客層は商品に合っていると思う」と、ときには店舗の写真なども見せながら丁寧にご説明します。また販売した後には、店舗の様子やお客様の声を伝えたりもします。メーカーさんは最終的なお客様と直接の接点がないので、こうした情報をとても喜んでくださるんですね。これもまた、バイヤーとして喜びを感じる瞬間です。

現在、お菓子だけでなく雑貨も担当していますが 、このジャンルには今後伸びしろがあると思っています。カトラリーやマグカップのほか、食をモチーフにした雑貨も面白い。少し前に、子供に人気の絵本「パンどろぼう」の雑貨を展開したことがありますが、「お客様が足を止めて下さるきっかけになった」と好評でした。現在も「雑貨のオリジナル商品でヒットを生み出す」という目標に向け、海外のメーカーさんと相談をするなど奮闘しています。

富岡 勇斗

BUSINESS PROFILE

2011年 新卒採用でエースに入社し、草加ヴァリエ店に仮配属後、東武船橋店に本配属。
2013年に副店長に昇格し、売り上げ規模の大きな店舗ならではの忙しさを感じながらも販売の楽しさを実感。
2014年 新店、ベニバナウォーク桶川店へ店長として異動。
初めての店長業務で大変な日々を送るも、周りのスタッフに恵まれてさまざまな取り組みを実施。
2016年 松屋浅草店へ異動。花火大会や三社祭などのイベントが多く、ラッピングスキルが上達。
2017年 玉川高島屋SC店へ異動。
毎年行われる館のセールで、店舗最高売り上げを記録し自信につながる経験ができた。
2019年 本部の人材育成推進室へ異動。
教育担当として新入社員や中途社員の研修を行う。コロナ禍では、オンラインや在宅課題など試行錯誤しながら実施。
2022年 商品部に異動し、アシスタントバイヤーになる。
女性目線での商品選定や、新商品の発掘は楽しくやりがいに繋がっている。
新たな客層へのアプローチや、雑貨の売り上げ拡大のため海外メーカーとの交渉も挑戦中。
BACK TO INDEX